2012年05月16日

結婚狂想曲

マレー人の結婚式に行ってきました。

マレー人の結婚式は知り合いの知り合いとか
近所の人とか、とにかく1000人規模で異常にたくさん集まるもので
もうこの2年で私もかなりの回数行きました。

が、今回は初めて友だち自身の結婚式に出席。

ああ、この2年であの子は遠方の彼氏と別れて
家の近所の青年とつき合い出して、そしてもう結婚か・・・。
人生は進む、、、そして私はまたしても特に何もなかったなぁ、、、。

と、自分の全く色気のない2年間に思いを馳せつつ
友人の結婚式ということで、いつもなら結婚式に行くと言っても
少し顔を出す程度のところを、今回はがっつり前日入りでその一部始終を見てきました。

そして結論
結婚はどこでも狂想曲だ。

まず、結婚式(マレー方式では通常式は2回実施されます。1回目は花嫁側主催の式
2回目は花婿側主催の式)
の前日に、誓いの儀式が実施されます。
この誓いの儀式に際しても、花嫁は分厚い化粧が施されます。

↓注目すべきは、このメイクアップアーティストです。汗だくになりながら、美を追求していました。

image009.jpg

そして誓いの儀式

image018.jpg

花婿と花嫁の父親が対面しています。花婿はかなり緊張を強いられているでしょう。
正確にはわかりませんが、結婚のお約束をしていました。

見守る花嫁。

image017.jpg


そして晴れて夫婦となる。
image035.jpg

さて、この誓いの儀式が終わった後、花嫁は次の日の準備にかかります。
それは何かというと、衣装合わせ。
結婚式の衣装なんか、もっと早いうちに
念には念を入れて合しときなはれや
と思うのですが、そこはなんとも詰めの甘いマレー人。
何やら花嫁のお部屋で女衆が集まって、あーでもない、こーでもない
と言っていました。

そんな時もさっきのメイクアップアーティストが先頭切って助言。
image065.jpg

結婚式のプロです。

その後、服の件はとりあえず落ち着いたようですが、
後から花嫁が私のもとにきて、「さっきの誓いの儀式の服、変じゃなかった??
明日の服も、お姉さんたち、綺麗じゃないっていうの・・・。ああ・・。」
とまわりが寄ってたかって言いたいことを放っていった結果の不安に陥っていました。
かわいそ。

さて、花嫁の家族は式に向けておそろいの服を手作りで作成。
私もこの家族のいちメンバーに入れてもらったようで、服を作ってもらっていました。
ありがたいことです。
んが、みな同じ生地で作られた服のせいで、どれが誰の服か、
全く分からなくなってしまった様子。またしても詰めの甘いマレー人。

image067.jpg

そんなことをやっているうちに夜も更けて、皆寝不足のうちにさていよいよ結婚式当日。

まず、午前中は花嫁とその家族や何か役割を受けたおばさま方が集まり
イスラムのお祈りをしていました。

image081.jpg
ここでも、てんやわんや(笑)。
マイクを使ってお祈りしているのですが、そのマイクがちゃんと音入ってない。
入ってないですよー、と音響係のおじさんにヘルプを頼むと
お祈り中の厳粛な中なのにもかかわらず、
「えっ、何?入ってない??じゃ、これ使って、はい!」
とでっかい声でさけぶもので、花嫁の家族も、あっちゃー、の顔(笑)

まぁ、そんなこんなもありながら、午前中のそれは終わり、
またしても花嫁はメイクアップに入ります。

image107.jpg

そして仕上がり。

image119.jpg

そして、花婿が到着。

image121.jpg
今回花婿は歩いて3分の家に住んでいるため
あまりにも近すぎて拍子抜けするということで、
わざわざ遠回りして花嫁の家に来ていました。

日本の披露宴みたいな、挨拶とかなんやかやの出し物的なものはあまりなく
花嫁と花婿がそろったら後は、あとは参列者は食べて写真を撮るのみ。
この結婚式も、例にもれず1000人級の参列者が来ていました。
食事は例の村の相互扶助制度のもとに、村の人たちが巨大な窯で手作り。
鳥を何百匹だかさばいたとか言ってました。

この家族には、2年間本当によくしてもらって、
まるでホントの家族のように、私に接してくれていました。
そんなわけで、私も家族写真に参加。

・・・・、どこにいるかわかりますか〜??

image142.jpg


最後に
結婚式の夜、花嫁は私が寝ようとしてるところに来て
「うーん、怖いよ〜。」と言っていました。

「何が怖いものか、Enjoy.」
というと、「Shut up,,,kana」
と言われました。とか言いながら「ちょっとSexyに・・・」
とつぶやいて、ちょっとSexyになる服を持って出て行きました。

・・・・・どうぞお幸せに・・・・・。







posted by おさる at 04:21| Comment(24) | TrackBack(0) | マレーシア文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

政治の季節

どうもマレーシアでは6月に総選挙があるらしい。

そこここに、政党の旗がはためいています。

さて一方、配属先の社会福祉事務所はここのところ忙しそうな様子。

それというのも、この総選挙にからんでのことらしい。

社会福祉事務所の一番大きな仕事は「福祉の支援金を受給者に渡すこと。」
貧困層
高齢者層
児童
障がい者
がその受給者であるわけですが、現在では手渡しの人もいれば銀行振り込みの人もいます。

それがこの「選挙がらみの時期」に入ってきたことで銀行振り込み中止、
手渡しで実施ということになっているようなのです。

その方法転換の決定プロセスの詳細は私もよくわからないのですが、
どうも政治家による圧力があるとのこと。

要するに、与党議員が
「現与党政府がこれだけ福祉のためにお金を
国民に与えているんだ、ということを目に見える形にする」
という目的のために、福祉事務所に介入して
手渡しの方法を実施させているとのことなのです。

その方法もかなり強引かつ大胆で
先日、「福祉のお金を政治家が手渡しする会」
(という名称ではもちろんありませんが、実質はこれ)
が開かれ、地区内2000人を超す福祉受給者を一斉に呼び出し
地区代表の政治家が福祉支援金を手渡ししていました。
それもこれも
「私と私の所属する政党のおかげでこんなに福祉の恩恵をが受けれているのよ。」
ということを示すため。

そんな単純に国民を操作できると思ってるんか!!馬鹿にするのもほどほどにせーよー!!

体の不自由な障がい者や高齢者まで無理やり呼び出すなんで・・・、

逆にそんな政府には不信感を抱いちゃうよ。

と思ってしまいましたが、いかがでしょうか。

マレーシアの民主主義が、なかなか進んでいない証左と言えるのではないでしょうか。

さらに、マレーシアではこういう
「おいおい、誰のための政治なんだよ。」
というような出来事も、プレスが単純に
「ナニナニ議員が今日、どこどこで福祉のお金を与えました。」
というような報道しかしない。というか、政府検閲が入るから、
政府に良いようにしか書けない。
(中華系プレスは政府検閲が少ないのか、もうちょっと色合いが違うみたいですが。)

報道の自由度が低いから、政府が裏で何やってんのかちゃんと報じられず
時に国民が愚弄されている
といっても過言ではないような気がします。
(先日読んだニュースでは、アメリカの人権団体が行った2012年報道自由度ランキングでは
マレーシアは197カ国中144位だったとのこと。)

まっ、他の国のことを偉そうに言えない日本かもしれないですが・・・。
でも、こんな単純なこと、さすがに日本でも行われないですよね・・・。
って信じたいのですが。

いずれにしても、これからしばらくマレーシアでは政治の季節が続くようです。


↓福祉受給者が壇上にあがって政治家からお金を受け取っている。
image010.jpg

↓受給者が一気に来て大混乱の福祉事務所カウンター。めちゃくちゃやなぁ・・・。
image001.jpg
posted by おさる at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月03日

学んだこと色々2

学んだこと色々のその2

【相手のやり方を学ぶ】

マレーシアは縦社会。
上からの指示があって、はじめて皆動く、という形が多いというのが
私の見てきたマレーシア社会の印象。
それに対しては色々な意見があり、それでいい、と思う人もいれば
行きすぎたトップダウンだと感じる人もいると思います。
私も、もっと下の意見を吸い上げ、自らのモチベーションのもとに動くことが
必要なのでは、というふうに思います。

でもマレーシア社会の現状は違う。
トップダウンのやり方、というものが浸透しており、
それを無視することはできません。
そしてマレーシアにおいて、私はあくまでも
「お邪魔をさせてもらっている」という立場であり
自分の意見が正しいと思ったところで、社会全体のやり方にいきなり
楯ついても仕方ありません。
まずは、どんな方法で物事が動いているのかを知る。
この社会での「ふさわしいとされる方法」を学ぶ。
そうしなければ、相手と対等に話をすることもできず
まともに取り合ってももらえません。


日本社会ででも、例えば「根回し」という方法がある。
良いと思う人もいれば、そんなことをせずもっとダイレクトに
決断をしていけばよいと言う人もいるでしょう。

でも「根回し」が具体的にどんなふうに行われているのか、
ということを知った上でなければ、
あえてそれに抗する方法をとっても、ただの「モノを知らない人」
としか捉えてもらえないでしょう。


それと同じでマレーシア社会にはマレーシア社会のやり方がある。
そのやり方はどこにも書いていないし、誰も直接教えてくれない
いわば不文律のものだけど、単なるお客さんから脱するためには
それをよくよく知らなくちゃいけないのだ、と実感しています。

-------------------------------------------------------------------------

ところで、トップダウンといえば
ときおり、JICAボランティア側と配属先側とのやり方に相違があり、
うまくかみ合っていないな、と感じることがあります。
JICAボランティア事業はあくまで相手側の自発性をもとに協力する
という形。
しかし、配属先は上からの命令があればそれに従うという形。
確かに上の方でJICAボランティアを要請した時点では、
配属先にも自発性と必要性があったのかもしれませんが、
それがどんどんと下におりてきて、私が活動する現場レベルになると
もうすでに自発性からではなく、
「上からの命令によりJICAボランティアと協力することになった。」
という認識の方が強くなっている、と感じる場面が多いです。

だから、JICAとマレーシア側が共同で実施するプログラムへの参加でも
「誰が参加するのか」は
「誰がそのプログラムに関心があり行きたいと思うのか」
ではなく
「誰の名前が上からのレターにあるのか」
ということで決まってしまう。

その点については、どうも何か食い違っているような気がするし、
私としてもちょっとしんどいな、と思ったりしています。

------------------------------------------------------------------------------

写真は関係ないけど、クロッポと呼ばれるたべもの。
ソーセージでもなく、その他怪しいものでもなく
お魚のすり身からできたマレーシアでは非常に一般的な食べ物です。
これをがっつり油で揚げて、チリソースで頂きます。

image017.jpg

image019.jpg
posted by おさる at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。